2024-12-23
ドイツを訪問し、ドレスデン市長(上段左)と談笑する郭部長(同中心)。チェコでは、郭部長(下段左から2人目)が「境外関内」政策を打ち出してから、初めての海外におけるサービスセンターとなった「台湾貿易投資センター」の開業式典に出席した。(経済部ニュースサイトより)
経済部(日本の経済産業省に相当)の郭智輝部長(経済相)は18日と19日、代表団を率いてドイツ・ドレスデンとチェコを訪問した。チェコでは、台北駐チェコ代表処の柯良叡代表(台湾の駐チェコ大使に相当)とチェコのDavid Steinke駐台代表による「台湾・チェコ産業発展協力覚書」の署名に立ち会い、「台湾貿易投資センター」の開業式典に出席した。台湾と欧州の産業クラスターを形成し、協力やビジネスチャンスを促進して、「境外関内」政策の実現を目指す。「境外関内」政策とは、台湾からの供給を拡大するため、台湾企業の海外投資を支援するもの。
台湾は長年にわたって、世界の産業サプライチェーンにおいて重要な位置を占め、様々な分野で科学技術の発展に多大な貢献を果たしてきた。世界での台湾の半導体サプライチェーンでは、特にドイツへの台湾の半導体産業の投資により、関連する中小企業は欧州へ投資することが多く、協力の機会も増え続けている。
郭部長はドイツを訪問中に、ザクセン州知事およびドレスデン市長と会談した。地元の投資環境についての理解を深め、地方自治体に対して、台湾の関連企業への支援を要請した。基幹産業における両国の協力関係を強化する狙いだ。
郭部長はまた、チェコ訪問中にチェコ上院のミロシュ・ビストルチル(Miloš Vystrčil)議長、チェコ下院における親台湾派議員グループのMarek Benda代表、チェコの経済貿易高官らと会談し、台湾とチェコの二国間協力について話し合った。チェコに設立された「台湾貿易投資センター」は、郭部長が「境外関内」政策を打ち出してから初めての海外におけるサービスセンターになる。両国は、「台湾・チェコ産業発展協力覚書」に基づき、台湾企業にワンストップで便利なサービスを提供し、チェコへの投資に関心のある台湾企業が欧州でのプレゼンスを拡大できるよう支援する。
チェコには欧州市場への地の利、専門的な人材、優れた研究機関、産業基盤、科学技術力などの強みに加えて政府のサポートもある。台湾にとっては、欧州の産業協力を促進する重要な戦略的パートナーだ。台湾企業は、チェコを欧州市場開拓の拠点として、欧州の他の地域との協力の機会も模索できるとみられる。
資料來源: 経済部
Juiker アプリ - 無料通話
一緒に Juiker しましょう